13話 ページ13
月曜
鬱の家
ut「あ"??今日も飯いらんから!」
?「で、でも最近お弁当全然食べてないし…」
ut「うるせーよ!」
ut「はぁ…ほんまなんなん?」
うちのオカンは過保護や。
お弁当食ってないからってやたらと
飯を食わせたがる。家畜かっての
視野が狭いと、周りのものすら忙しなく
思えてくる。ぶつかりそうになった
サラリーマンに舌打ちを噛まして
いつものバスに乗った。
金ないな…、また女の子から貰お
ut「…」
A、今日も学校来とるかな
…
ut「?…俺何思っとるん」
いつのまにかあの不良を待ち望んでることに
恐怖を覚えた。俺は、かわいくて弱っちぃ
女の子が好きなはずや…
あんなオオカミみたいなのタイプじゃあらへん
あらへんはずやねん
ut「…」
───
2-1
「…」
rbr「鬱ー、こないだ貸した教科書そろそろ返してくれへんか」
rbr「ってあれ、…お前しかおらんのか」
早く来すぎた俺が悪かった。
1組には有名な不良サンしかおらんくて、
俺の存在をゴミを見る目で睨んでいる
退散するべきやと、後ろに足を向けた時
初めて聞いたあいつの声に体が硬直した
「…あいつは、8時過ぎになってもこない」
rbr「あ、あぁ、そう…」
rbr「…」
「…なんの教科書?」
rbr「へ?!…え、ま、…れ、歴史…」
rbr「世界史…やけど…」
「…ん」
rbr「へ、」
Aサンはガサゴソとロッカーを
漁ったあと新品のように綺麗な
教科書を俺に差し出した。
なんで、態々。…いや、今いるから
嬉しいんやけど
「…いらんの?」
rbr「え、え、いいんか…?」
rbr「…あ、ありがと」
「…」
rbr「…」
満足した、と判断したAさんは
机に戻ってまた突っぷ寝しだした。
バクバクした心臓を抑えながら、
ゾムのいる教室に戻る。初めての
感覚、感情だから扱い方がわからん
───
2-2
zm「おー、えぇ女でもおったん?」
rbr「いや、…」
rbr「…あの不良に貸してもらったねん」
zm「…は?」
rbr「いや、ほんま」
zm「…」
あいつが?あんなのが?
意味わからんわ
ロボロから教科書奪って
中身を見れば…新品のように綺麗。
やけど、マーカーとかは引いてあって
…真面目かよ
zm「はらたつ、捨てようぜ」
rbr「あかんやろ」
rbr「…あいつ、良い奴やな」
zm「は?ちゃうやろ」
zm「借り作っとるだけや」
rbr「…」
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あちき(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます! (3月26日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
人間 - この作品好きです、、無理しないようにしてください! (3月26日 23時) (レス) @page34 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - あちきさん» わざわざありがとうございます!これからも応援してます! (3月26日 12時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ミルクさん» すみません!今治しました💦 (3月25日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - (自称)の部分((自称))にするか「(自称)=俺」の部分の自称の()を消して自称のみにしないと反映されないと思います、分かりにくくてすみません。 (3月25日 16時) (レス) id: 26a495336e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年3月25日 14時