�� ページ4
貴方side
ごめんなさい。
生きてる間に面と向かって言えそうにない言葉で締めくくったのは、俺の生き残った良心かな
なんて、
分厚い日記に挟み込んで置いて来た、誰に宛てるわけでもない独白を思いだして苦笑する
俺には勇気がなかった！
ほんと！いい意味で勇気がなかった！
「いやー、自分がヘタレでほんと良かった！！ヘタレ万歳！チキン万歳！！」
カン、カン、と外付けの非常階段を登りながら朝の空気に当てられて伸びをする
「勇気があったら、きっとアイツのことやっちゃってたなぁ。ほんと、よかったよかった」
登って行きながらネクタイを外して手すりにかけて、次に手袋を外して手すりにかける
「あはは、ほんと、、なんでこんなことになっちゃったんだろうなぁ」
胸に飾られた勲章を全て外して、ハンカチで包みこんで、帽子を脱いでその中に入れる
「いや、俺が悪いのか。まぁそうだよな。俺が、、俺が俺を、好きになってやれなくなったからだよな」
ぶつぶつぶつぶつ、これが言い訳だってわかってないわけないけど、つぶやき続けて
誰かに許しを乞うみたいに、声を出す
「悪くない、悪くない。みーんな悪くない。悪いのは全部俺。あれ読んだら、みんなわかるって」
錆び付いたノブを回してドアを開けて、真っ直ぐ迷うことなく進んだ先に
雨上がりの澄んだ空が笑顔でそこにいた
一歩一歩向かっていくにつれて、心のどこかで何かが叫び散らしてる
『なんで俺じゃなかったんだろう
こんなになるまで頑張ったのに』
『貴方の隣に行きたくて、
入軍当初から努力し続けたんですよ』
『俺だって、頑張ったのに』
『なんで、ぽっと出のアイツだったんですか』
聞けない、聞けるわけがない。俺ヘタレだから、無能だからって言われるのが嫌で
わかってるわかってるよ
これが間違ってるって事ぐらい！！！
「でも！！もう、耐えられないんだよ！！ずっと誰かにいっそ殺して欲しかったんだよ！！」
「でも！！だれも殺してくれない！！
なら！！
自分で死ぬしか、ないじゃんか！！」
揃えた靴に、帽子を添えて
痛くて痛くて仕方ない胸を押さえて真後ろに体重をかけたら、重力に従って体が落ちる
視界一杯に広がった空はまるで夏祭りのサイダーみたいな色をしていて
綺麗だな、って
おもった
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SHIMA - いつまでも待ちますのでご無理はなさらずゆっくりと更新していってください！応援しています！ (3月9日 17時) (
レス) id: 2fa5281702 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - ストーリーは無能パロで、そこまで似てないかもですが、設定がいくらなんでも似すぎていると思います。作者様が不愉快になられないなら良いんですが、僕としてはすっごくいやなので報告させていただきました。今後も投稿頑張ってください!! (2022年7月4日 19時) (レス) id: ce6f10159d (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - すみませんもちさんのコメント見てなんかこういうの続くのいやかなぁと思ったんですけど、一応報告します。「桜神翼」さんの「１つの命で14つの命を。」という作品、絶対和ヶ紙さんの死に役さんのパクリだと思います。 (2022年7月4日 19時) (レス) id: ce6f10159d (このIDを非表示/違反報告)
もち - 良かったです！ わざわざお時間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした。 これからも、更新頑張って下さい！！ (2022年4月7日 15時) (レス) id: ffe8cad8c5 (このIDを非表示/違反報告)
和ヶ紙(プロフ) - もちさん» ご報告ありがとうございます。確認としてちょっと読んできたんですけど、ストーリー構成もオリジナル、キャラもオリジナルっぽかったので一応セーフ、で！！報告が増えるようならちょっとお話しに行きますので、ご安心ください。(●︎´▽︎`●︎) (2022年4月6日 17時) (レス) id: b9f4a78a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年7月29日 22時
