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桃瀬さんがメンバーさん達に連絡した後の流れは早かった。日時も場所も決まってチャット欄は大いに盛り上がっていた。
そして当日。いよいよ我々だの皆さんと会う日が来た。
「Aさん1人やと店入れないでしょう?俺も一緒に行きますよ。Aさん家に迎えに行くんで18時半に家で待っとってください。」と桃瀬さんが言ってきてくださった時この人は神なのかと思った
18時半、家のインターホンが鳴り『今行きます。』と玄関の前に立っている桃瀬さんに伝え上着とカバンを持ち家を出た。
tn「こんばんはAさん。ほな行きましょか」
A『そうですね』
tn「Aさんちゃんと玄関の鍵かけました?」
A『あっ……ちょっと待ってくださいね…』
tn「はあ…しっかりしてくださいよ?」
A『すみません…』
「ほな今度こそ」と集合場所の店へと向かった。
信号待ちしていると「Aさんちょっといいですか?」と桃瀬さんが俺に問いかけてきた
A『はい?なんですか?』
tn「店の中ではAさんのことなんて呼んだらいいんですかね、」
A『あー』
どうしよう、全然考えてなかった。俺は性別を公表していないからもしリスナーが同じ店に居たらどうしようか、でも今回は個室だし別にいいかな。なんて色々考えたが俺の頭の中で考えはまとまらなかった。
A『桃瀬さん達はいつもどうしてるんですか?』
tn「俺らは活動名で呼びあってますよ。個室やからそんな気にせんでもええかな〜みたいな?感じですね」
A『そうなんですね…じゃあ俺も活動名で呼んでもらおかな』
tn「やったらアイツらにそう連絡しときますね」
桃瀬さんの質問に答えると同時に信号が青になったから信号を渡る。店に行くまでの道のりを歩いているだけで心臓がバクバクしてる、こんな状態で大丈夫なのか不安でしかない。
気づいたら店に着いていて桃瀬さんの後ろに隠れるような形で店の中を歩いた。
tn「おう、待たせたな。今のところ来てんのはエミさんとロボロとゾムか」
rbr「せやで。まあ集合時間の15分前やしな」
zm「それよりアルゴさんは!?どこ!?」
tn「俺の後ろにおるで」
A『こんばんは〜、アルゴです』
zm「すげえ!アルゴさんが目の前におる…!」
em「なんかやっぱ違和感あるなあ…アルゴさん今日は楽しみましょね」
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湯葉(プロフ) - αさん» ありがとうございます泣 正直続編を作ろうかと迷っていますがネタを集めてから作ろうかな〜といった感じです!でもちゃんと作れるか心配だったので完結させてもらいました!最後まで読んで頂きありがとうございました! (3月27日 19時) (レス) id: 2976aab9a6 (このIDを非表示/違反報告)
α(プロフ) - 完結おめでとうございます!お話が面白いのもあって、少し寂しい気持ちがありますが、綺麗に完結されていてとてもすっきりしました。これからも頑張って下さい! (3月27日 17時) (レス) id: f01227f8b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湯葉 | 作成日時:2024年3月14日 0時