【d!】サイドテーブルに夢を並べて

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・御本人様方とは関係ありません

・「眠り」がテーマの日替わり

・ヤンデレあり

12人分あります。

12種類の結果パターン

おやすみなさい - 2024年5月13日

【ci】永遠の眠りはまだ
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「あー、もうこんな時間かぁ」

「そうですよ、YOUさん！早く寝ないと明日に支障が出ちゃいますよ。」

ゆるゆるとした足取りで寝室へと移動するYOUさんの後を着いていく。時計の針は丁度てっぺんで重なった頃だった。

ベッドに寝転ぶも一向に寝る気配がなく、スマホをいじり始める。毎日毎日そうやって後悔するのに全くと言っていいほど学ばないのがYOUさん。今朝だって昨日もっと早く寝ればよかったと嘆いていたではないか。

やれやれ、と軽くため息をついて狭いベッドの端に腰掛ける。

「YOUさーん。早く寝ましょう？ほら、欠伸してるじゃないですか」

ほやほや欠伸をするYOUさんはやっと思いが伝わったのか、ナイトテーブルに置いてあった照明のリモコンを切った。

「ふぁ、おやすみ」

「おやすみなさい、YOUさん」

やっぱり眠かったらしく、10分も経たずに軽い寝息を立て始めた。

「あぁ、ほんまかわええなぁ。」

緩く開かれた手に、自身の手を滑り込ませる。

「これで触れたら最高やねんけどなぁ」

YOUさんの手をすり抜けて、柔らかいシーツに当たる手が酷く憎い。

「早くYOUさんもこっち側来てくれへんかなぁ」

暗闇で、橙の瞳が輝いた。